蕨手刀
【大きさ】 全長56㎝、刃の長さ42㎝、刃の幅4㎝、刃の厚さ0.7㎝
【材質】 刀身・柄・鐔は鉄製、鞘は木製で表面に漆
【時期】 擦文時代前期(約1200年前)
昭和38 (1963) 年、蘭越のナイベツ川右岸のウサクマイA遺跡付近から見つかった二振り鉄製の刀で、一振りは鞘が残っています。柄部の形が山菜のワラビに似ていることから「蕨手刀」と呼ばれています。この種の刀は、1,300年ほど前の東北地方の遺跡から多く発見されており、古代の北海道と東北の交流を示す大切な資料です。昭和55 (1980) 年、千歳市の有形文化財に指定されました。