丸木舟

【大きさ】 全長7.28m、最大幅58㎝、舟底の厚さ5cm前後
【材質】 木製(カツラ)
【時期】 近世アイヌ文化期(約280年前より昔)

舟の先と後ろは、かたちの区別がほとんどなく、片側が尖った鰹節形になっています。舟の底は平坦で、舟の先・後ろもあがりがほとんどなく、全体的に水平な箱型の丸木舟です。舟の先には縄掛けのくぼみがあり、縁の内側には横木を差し込む小穴があけられています。流れのおだやかな浅い川で使用したものと考えられます。